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BuildMate
AI研修設計 AI入門

社内AI研修で失敗しないカリキュラムの作り方

木村 拓隆 2026-05-09

「社内でAI研修をやりたいけど、何をどの順番で教えればいいか分からない」——研修設計は難しく見えますが、3つの段階を踏むだけで定着する研修が設計できます。

AI研修カリキュラムとは、「何を・どんな順番で・どのくらいの時間をかけて・どう評価するか」を設計した研修の全体計画です。順番と時間配分を間違えると、理解が進まず「難しかった」で終わります。

カリキュラムの3段階構成

定着するAI研修のカリキュラムは3段階で構成します。第1段階「理解」:AIとは何か・できること・できないことを正しく知る(全体の20%)。第2段階「実践」:自分の業務でAIを実際に使ってみる(全体の60%)。第3段階「習慣化」:使い続けるための仕組みを決める(全体の20%)。最も多くの研修が「理解」だけで終わっているため、「実践」に60%を配分することが定着の鍵です。

第1段階「理解」のコンテンツ

第1段階では、①AIとは何か(ChatGPTの仕組みをシンプルに)、②できること・できないこと(期待値の調整)、③安全な使い方(個人情報・ハルシネーション)、④組織のAI利用ルール——の4つを伝えます。この段階は30〜45分で終わらせることが理想です。長くなると実践の時間が削れてしまいます。スライドよりも実際にChatGPTの画面を見せながら説明する方が理解が深まります。

第2段階「実践」のコンテンツ

実践段階では「自分の業務課題をAIで解いてみる」体験を中心に設計します。①基本的なプロンプトを書いて試す、②メール文・連絡文・議事録など業種に合わせたケースを練習する、③グループで結果を共有する——の流れが効果的です。この段階で「AIって使えるかもしれない」という実感が生まれることが、研修後の継続につながります。研修参加者の業務に合わせた例題を事前に用意することが重要です。

第3段階「習慣化」のコンテンツ

研修の最後20%は「研修後の使い方」を決める時間に充てます。①「どの業務でAIを使うか」を1つ決める、②「週に何回使うか」の目標を設定する、③「うまくいかない時の相談先」を確認する——この3点を参加者が自分で宣言する形で終わると、研修後の行動につながりやすくなります。「今日から何をするか」を研修の終わりに言語化させることが、最も効果的な習慣化の仕掛けです。

この記事のまとめ

「研修の成否は内容より設計で決まります。参加者が「帰ったらやってみよう」と思えた研修が、良い研修です。」BuildMate代表・木村拓隆

よくある質問

Q. AI研修は何人くらいの規模が適切ですか?

10〜20名が最も運営しやすい規模です。5名以下は個別相談型が効果的で、30名以上は複数グループに分けて実践時間を確保することをおすすめします。

Q. 研修時間は何時間が理想ですか?

半日(3〜4時間)が最低ラインです。2時間以下では実践パートの時間が取れません。1日研修(6時間)の場合は、午前に理解・安全、午後に実践・習慣化という配分が効果的です。

Q. 参加者のITリテラシーが低い場合はどう対応すればいいですか?

スマートフォンでChatGPTを使える環境を事前に準備しておくことをおすすめします。PCが苦手な方でもスマートフォンから使えるため、「自分も使えた」という体験が得やすくなります。

木村 拓隆(BuildMate代表)

元・施工管理として1,200件以上の現場を経験後、SaaS企業で200社以上の業務効率化支援に従事。工務店・異業種を問わず「現場に定着するAI活用」を支援するAI活用コンシェルジュ。関西拠点・全国オンライン対応。

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