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BuildMate
AI研修設計 AI入門

「使える人」と「使えない人」に分かれる理由と、格差をなくすアプローチ

木村 拓隆 2026-05-10

同じAI研修を受けたのに、3ヶ月後には「バリバリ使いこなしている人」と「全く使っていない人」が生まれます。この格差はなぜ生まれ、どうすれば埋められるのでしょうか。

AI活用格差とは、同じ組織・同じ研修を受けたにもかかわらず、個人によってAIの活用頻度や習熟度に大きな差が生じる現象です。この格差は個人の能力差ではなく、多くの場合「始めやすさ」の違いによって生まれます。

格差が生まれる理由① 最初の一歩の難易度の差

「使える人」と「使えない人」の最大の違いは、「最初の一歩を踏み出せたかどうか」です。AIに親しみがある人・日常的にスマートフォンを使いこなしている人・新しいことへの抵抗が少ない人は、研修後すぐに使い始めます。一方、ITに不慣れな人・失敗を恐れる人・「自分には難しい」と思い込んでいる人は、最初の一歩が重くなります。

格差が生まれる理由② 成功体験の有無

最初に「AIを使って楽になった」という体験ができた人は続きます。逆に最初に「思っていたのと違う・使えない」と感じた人は使わなくなります。格差の多くは「最初の成功体験の有無」によって決まります。そのため、研修設計において「最初の成功体験を必ず作る」ことが最も重要です。簡単な業務から始めて、確実に「使えた」という体験を作ることが、格差を生まない研修の鍵です。

格差をなくすアプローチ① ペア制度

「使える人」と「まだ使えていない人」をペアにして、一緒に使う場を作る「ペア制度(AI活用バディ)」が効果的です。「使える人」は教えることで理解が深まり、「まだの人」は隣で見て真似することで最初の一歩を踏み出しやすくなります。週1回15分だけ「今週AIで何を試したか」を共有するペア活動が、組織全体の底上げに効果的です。

格差をなくすアプローチ② 使いやすい環境整備

「使えない人」の多くは、環境整備がされていないために使えない状態にあります。①スマートフォンにChatGPTアプリをインストールしておく、②よく使うプロンプトをメモして手元に置いておく、③いつでも質問できる相談先(担当者・チャットなど)を明示する——この3つを整えるだけで、スタートのハードルが大きく下がります。格差は意欲の差ではなく環境の差であることが多いです。

この記事のまとめ

「AIが使えない人は、AIが嫌いなのではありません。使いやすい環境が整っていないだけです。環境を変えれば、人は変わります。」BuildMate代表・木村拓隆

よくある質問

Q. 年配のスタッフがAIに馴染めない場合はどうすればいいですか?

まずスマートフォンでのLINE使用経験がある方なら、音声入力からChatGPTを始めることをおすすめします。「話しかけるだけ」の使い方から始めると、PCが苦手な方でも抵抗が少なくなります。

Q. 「自分には無理」と思い込んでいるスタッフへのアプローチは?

「ただメールを一緒に作ってみよう」と誘って、隣で一緒に操作してみてください。「できた」という体験が一度あれば、思い込みが消えます。説得するより体験させることが効果的です。

Q. 格差が解消されるまでにどのくらいかかりますか?

環境整備とペア制度を組み合わせた場合、多くの組織では2〜3ヶ月で基本的な格差が解消されます。完全な均一化より、「全員が何か1つ使えている」状態を最初の目標にすることをおすすめします。

木村 拓隆(BuildMate代表)

元・施工管理として1,200件以上の現場を経験後、SaaS企業で200社以上の業務効率化支援に従事。工務店・異業種を問わず「現場に定着するAI活用」を支援するAI活用コンシェルジュ。関西拠点・全国オンライン対応。

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